鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術の違いが分からないという方は少なくありません。
鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術はどちらも垂れ下がった小鼻が気になる方に向いている施術ですが、対象となる部位や解消できる悩みに違いがあります。
今回は2つの施術について詳しくご紹介します。違いについて知り、ご自身の悩みを解消する方法を見つけましょう。
鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術とは?特徴を解説
初めに、鼻孔縁挙上術(読み方:びこうえんきょじょうじゅつ)と鼻翼挙上術(読み方:びよくきょじょうじゅつ)の特徴を詳しく見ていきましょう。
鼻孔縁挙上術の特徴|垂れ下がった鼻の縁をすっきりさせる

【鼻孔縁挙上術とは】
鼻孔縁挙上術は、鼻の穴の縁に沿って皮膚を部分的に切除する施術です。
垂れ下がって見える小鼻を持ち上げて、シャープな鼻へ近づけます。「重たい印象の鼻が気になる」「鼻の穴が不自然な形をしている」という悩みをお持ちの方に向いている施術です。
【メリット】
鼻孔縁の形を調整すると正面から見ても横から見ても鼻の穴が目立ちにくい、上品な仕上がりを目指せます。
【注意点・リスク・副作用】
鼻孔縁挙上では顔全体との調和が非常に重要です。
誤ったデザインにするとバランスが崩れ、不自然な仕上がりになるリスクも。
そのため、術前のシミュレーションでは、慎重にデザインを確認する必要があります。
術後1週間で抜糸を行う必要があること、また、腫れや内出血、鼻づまりが生じるなどの副作用があることも事前に理解して施術を受けましょう。
鼻翼挙上術の特徴|厚みのある小鼻全体を持ち上げてシャープな印象に

鼻翼とは小鼻のことで、鼻の左右にあるふくらみを示しています。
鼻翼挙上術とは
鼻翼挙上術は、鼻尖や鼻柱との関係性も考慮しながら、鼻翼を引き上げる施術です。
【メリット】
垂れ下がった小鼻を引き上げ、すっきりとした印象の鼻に近づけられる点がメリットです。
「小鼻が垂れ下がっている」「小鼻を小さくしたい」という方に向いているでしょう。
【注意点・リスク】
鼻翼を持ち上げる施術なので、小鼻のサイズ自体を大きく変えられるわけではなく、サイズダウンを目的とする方には、不向きな場合があります。
【抜糸までの期間】
なお、鼻翼挙上術は皮膚表面を切開する方法なので、小鼻の溝に沿って目立ちにくく縫合しますが、術後1週間には抜糸が必要です。
【徹底比較】鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術の5つの違い
鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術は、どちらも小鼻を持ち上げる施術ですが、アプローチする部位や改善できる悩みに大きな違いがあります。
| 施術名 | 鼻孔縁挙上術/鼻翼挙上術 |
|---|---|
| アプローチする部位 | 鼻孔縁挙上術:鼻の穴の縁 鼻翼挙上術:小鼻の輪郭 |
| 向いている悩み | 鼻孔縁挙上術:鼻の穴の縁の厚み・鼻の穴の垂れ下がり 鼻翼挙上術:小鼻の厚み・小鼻全体の垂れ下がり |
| 仕上がりの印象 | どちらも上品ですっきりとした鼻 |
| 傷の目立ちやすさ | 鼻孔縁挙上術:鼻の穴の縁にできるが、目立ちにくい 鼻翼挙上術:小鼻の縁にできる |
| 他の施術との組み合わせ | どちらも可能 |
2つの施術の違いに焦点を当てて、詳しく見ていきましょう。
アプローチする「部位」
2つの施術は、働きかける部位が異なります。鼻孔縁挙上術では、主に鼻の穴の縁にアプローチ。垂れ下がっていると感じる部位を切除し、縫合します。
一方、鼻翼挙上術は小鼻の輪郭に沿ってメスを入れる施術です。余分な組織を取り除いた後は、小鼻の縁に合わせて縫合するため、小鼻自体のリフトアップを目指せるでしょう。
改善が期待できる「鼻の悩み」
2つの施術は、それぞれ緩和できる悩みが異なり、鼻孔縁挙上術は「鼻の穴の縁の肉厚を改善したい」「鼻の穴が垂れて見える」といった悩みに適しています。
つまり、鼻の穴のラインに関するトラブルに向いている施術です。
対して、鼻翼挙上術は「重たい印象がある小鼻をすっきりさせたい」という想いをお持ちの方に適しています。
小鼻全体に対して不満がある場合は、鼻翼挙上術が向いているでしょう。同時に鼻翼縮小(小鼻縮小)を提案する場合もあります。
施術によって得られる「仕上がりの印象」
鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術では、仕上がりの印象が異なります。鼻孔縁挙上術は鼻の穴を整えて、上品で洗練された鼻を目指します。
対して鼻翼挙上術は小鼻全体の垢抜けが叶うため、小鼻がすっきりとした印象を目指せるでしょう。
どちらの施術がご自身の悩みに合うか分からないという方は、まずはカウンセリングでご相談ください。
鼻の状態や悩み、希望の仕上がりに合った術式を選びましょう。
傷痕の「目立ちやすさ」
どちらの施術も傷痕ができるものの、場所が異なるため目立ちやすさに差が生じます。
鼻孔縁挙上術では鼻の穴の中と耳の一部に傷痕が生じますが、目に留まりにくいのが特徴です。
一方の鼻翼挙上術は皮膚表面を切開するので、視認できる場所に傷痕が発生します。
ただ、小鼻の縁に沿って極細の糸で縫合するため、目立ちにくい仕上がりにはなるでしょう。
「他の施術」との組み合わせは可能か
鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術は、小鼻縮小や鼻尖形成などの施術を同時にできるケースがあります。
特徴に違いのある治療法を組み合わせると、さらに理想の鼻に近づけられるでしょう。
なお、どの施術が向いているかは、カウンセリングでご相談ください。
【悩み別】鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術の選び方のポイント

鼻の印象を変えたいと思っても、「自分に合うのは鼻孔縁挙上術なのか、鼻翼挙上術なのか分からない」という方は少なくありません。
ここでは、鼻の施術を選ぶうえでのポイントをご紹介します。鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術の違いをチェックして、悩みに合う施術を見つけてください。
鼻の穴が垂れて見えるのが悩みなら「鼻孔縁挙上術」
以下の項目に該当する方は、鼻孔縁挙上術が向いています。
- 鼻の穴が歪な形をしている方
- 鼻の穴の縁が肉厚で垂れている方
- 鼻の穴の縁を自然なカーブにしたい方
鼻孔縁挙上術で鼻の穴の縁を少し切開して縫い上げると、垂れ下がった小鼻が持ち上がり軽やかに見せられるでしょう。
また、鼻孔縁の下垂により、鼻全体が重くなり鼻の穴が強調されてしまう方もいます。この施術を適用することで鼻の穴のカーブがより自然になり、正面からの見え方がすっきりとするでしょう。
LIVIN CLINICの鼻孔縁挙上術について、詳しくはこちらをご覧ください。
小鼻全体の重たい印象を緩和したいなら「鼻翼挙上術」
鼻翼挙上術が向いているのは、以下に該当する方です。
- 垂れた小鼻が気になる方
- 鼻先と鼻柱のバランスを整えたい方
- 自然ですっきりした鼻を目指す方
鼻翼挙上術では小鼻のサイズ感を調整するだけでなく、鼻全体を立体的にデザインできるのが特徴です。数mm単位で引き上げるため、不自然な印象になりにくいのも魅力といえるでしょう。
小鼻が横に張っている方や人中が長く見える方は、顔全体のバランスが整いやすいメリットもあります。
小鼻の広がりも気になる場合は「鼻翼縮小術」との組み合わせも
「小鼻の広がりも一緒に解消したい」という方は、鼻翼縮小術を組み合わせるとより理想のシルエットに近づけられるでしょう。
鼻翼縮小術は小鼻の横幅を内側または外側から切開して縮める施術で、鼻全体のバランスを整える効果が期待できます。
鼻孔縁挙上術や鼻翼挙上術では難しい、小鼻のボリュームを小さくする施術です。
小鼻の広がりを抑え、正面・横顔どちらから見ても自然で主張を抑えた鼻のラインを目指せるでしょう。
ただし、術後は腫れや痛みといった症状が続く場合があります。
施術を組み合わせる際は、「どの部分をどの程度変えたいのか」「自然な仕上がりを優先するのか」といった点を医師と相談しましょう。
鼻孔縁挙上術・鼻翼挙上術に関するよくある質問
最後に、鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術の違いに関する疑問をまとめました。
手術中の痛みはどれくらいありますか?
手術中に痛みを感じることは、ほとんどありません。鼻孔縁挙上術、鼻翼挙上術どちらも、施術中は局所麻酔や笑気麻酔を使用します。
もし満足できなかった場合、修正は可能ですか?
修正は可能ですが、元の状態に戻すことはできないため注意しましょう。また、術後1週間はとくに腫れや内出血といった症状が顕著に現れるため、イメージと異なると感じることも少なくありません。鼻孔縁挙上術や鼻翼挙上術の修正をする場合は、ダウンタイムが落ち着いてから医師に相談すると良いでしょう。
効果はどれくらい続きますか?
一般的に効果は半永久的に続きます。鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術はどちらもメスで切開する施術で、メンテナンスの必要はほとんどありません。
裏を返せば、一度の施術で鼻の印象が決まるため、医師の技量が問われます。鼻孔縁挙上術や鼻翼挙上術の施術は、経験や知識が豊富な医師に依頼しましょう。
鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術の違いを理解して悩みに合った施術を選びましょう
鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術は、アプローチする部位や得られる効果に違いがあります。
そのため、どのような悩みをお持ちの方が向いているかも異なるので、慎重に判断しましょう。
後悔しないためにも、今回の記事をチェックして鼻孔縁挙上術と鼻翼挙上術の違いに詳しくなり、ご自身の悩みに合う施術を選んでください。
異なる治療法を組み合わせることも可能なので、まずはカウンセリングで医師に相談しましょう。
鼻孔縁挙上の施術内容・リスク・副作用
【施術の内容】
鼻孔縁挙上
【施術期間および回数の目安】
通常1回 ※状態によって異なります。
【施術時間】
1時間程度
【費用】
¥330,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【洗顔、入浴】
鼻のギプス固定はありません。翌日から洗顔可能です。
【メイク】
1週間後に抜糸を行い、その翌日からメイク可能です。
【リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)】
感染、創離開、血流障害、腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻先が硬くなる、鼻尖部が丸く感じる”
鼻翼挙上の施術内容・リスク・副作用
【施術の内容】
鼻翼挙上
【施術期間および回数の目安】
通常1回 ※状態によって異なります。
【施術時間】
1時間程度
【費用】
¥330,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【洗顔、入浴】
鼻のギプス固定はありません。翌日から洗顔可能です。
【メイク】
1週間後に抜糸を行い、その翌日からメイク可能です。
【リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)】
感染、創離開、血流障害、腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻先が硬くなる、鼻尖部が丸く感じる
鼻翼縮小(小鼻縮小) の施術内容・リスク・副作用
【施術の内容】
鼻翼縮小(小鼻縮小)
【施術期間および回数の目安】
通常1回 ※状態によって異なります。
【施術時間】
1時間程度
【費用】
¥330,000~ ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【洗顔、入浴】
鼻のギプス固定はありません。翌日から洗顔可能です。
【メイク】
1週間後に抜糸を行い、その翌日からメイク可能です。
【リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)】
感染、創離開、血流障害、腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻先が硬くなる、鼻尖部が丸く感じる
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Supervisor of this article
院長 新行内 芳明
SHINGYOCHI Yoshiaki
LIVIN CLINICの院長を務める形成外科・美容外科の専門医。順天堂大学医学部卒業後、医局長や副院長として豊富な経験を積み、2025年より現職に就任。鼻や目元の整形、豊胸手術などを得意とし、国内外の患者から信頼を集めている。「患者一人ひとりの美しさを最大限に引き出す」を信念に、高い技術と丁寧な施術で質の高い治療を提供している。 LIVIN CLINIC院長、形成外科専門医、美容外科専門医JSAPS、医学博士、順天堂大学形成外科非常勤助教。