「鼻の穴の大きさが平均を超えているかも……」「サイズを小さくする方法はある?」とお悩みの方は多いでしょう。今回は、鼻の穴の大きさの平均や、理想的といわれる顔のバランスについて解説します。自分でできるバランスのチェック方法をはじめ、鼻の穴が大きく見える原因や気になる質問もまとめました。鼻の穴の大きさにアプローチできる美容医療の選択肢も紹介するので、理想のバランスに近付きたい方は、ぜひご一読ください。
日本人の鼻の穴の大きさは平均でどのくらい?他のパーツもチェック
自分の鼻の穴の大きさが平均と比べてどうか、気になっている方は少なくないでしょう。まずは、日本人の鼻の穴の大きさの平均値やバランスの重要性について解説します。
鼻の穴の直径の平均値
日本人の鼻の穴の直径や面積といった大きさについては、医学的な根拠に基づく平均値は算出されていません。鼻の形や他のパーツとのバランスによっても顔の印象は異なります。「自分の鼻の穴の大きさが平均を超えているのでは……」と、サイズだけを過度に気にする必要はないでしょう。
なお、日本人の鼻の大きさ・高さの目安として、小鼻の幅の平均値が約3.6~3.7cm、高さの平均値は女性で約2.8cm・男性で約3.0cmといわれています。
見た目の印象を左右する「理想の小鼻」のバランス

理想的な鼻の形で重要なポイントは、小鼻と他のパーツのバランスです。正面から見た際の小鼻と鼻先の幅は「2:1」が黄金比といわれています。鼻は顔の中心にあるパーツのため、小鼻と鼻先の大きさのバランスは、見た目の印象を大きく左右するでしょう。小鼻、つまり鼻全体の横幅と唇の比率が「2:3」になっている顔も、バランスが良いとされています。
単に小鼻が小さければ良いというわけではありません。鼻の横幅が広くても、狭くても、バランスが崩れていれば違和感が生じるでしょう。反対に、鼻の穴が大きい女性でも、バランスが整っていれば美人に見えます。
黄金比は人が「美しい」と感じやすい比率を指すものの、誰にでも当てはまるわけではありません。鼻やそれ以外のパーツの形や配置によって顔の印象は変わるため、あくまで一つの目安としてください。
自分の鼻の穴の大きさは平均と比べてどう?バランスのチェック方法

自分の鼻の穴の大きさと平均値の差が気になる場合は、まず自身の他のパーツとのバランスをチェックしてみましょう。
「小鼻」が両目頭の間隔と同じかチェック
バランスが整っているといわれる鼻の幅の目安は、目頭と目頭の距離と同程度です。小鼻の幅と両目頭の間隔が同じくらいだと、鼻全体の印象が薄れ、上品な雰囲気の顔立ちになるでしょう。
日本人の場合は小鼻の幅が目頭の間隔より少し大きくても、それほどバランスは崩れません。例えば、両目頭の間隔が3.5cmだった場合、小鼻の幅は3.5~3.7cmほどが理想的です。
「鼻柱」と「小鼻」の位置関係をチェック
鼻の穴が大きく見えるかどうかは、小鼻の幅だけでなく、鼻柱との位置関係にも左右されます。「鼻柱」とは、鼻の穴の間にある軟骨部分のことです。
前方から顔を見た際、両側の小鼻の下ラインの延長線よりも鼻柱が少し下側にあることが、バランスの取れた配置だといわれています。鼻柱と両小鼻の下点を結んだ線が、下向きの二等辺三角形になることが理想です。
鼻柱が小鼻を結んだ線よりも上側にある場合、鼻先が大きく丸みを帯びた印象を与える可能性があります。また、鼻柱が小鼻を結んだ線より下側にある場合でも大きくはみ出しているケースでは、横から顔を見た際に、鼻の穴が目立ちやすいでしょう。
鼻の穴が大きく見える主な原因とは?
鼻の穴が大きく見える原因として、以下が挙げられます。
・遺伝による生まれつきの鼻の形
・加齢に伴う骨密度の低下や皮膚のたるみ
・鼻を頻繁に触る癖
・日常の習慣の影響 など
もともと小鼻が大きかったり横に広がっていたりといった特徴を持つ鼻は、鼻腔が目立つ傾向にあります。また、加齢により骨密度が低下すると、頭蓋骨における鼻部分の空洞が大きくなり、軟骨や皮膚が横に伸びることで鼻腔が広がる可能性も。
鼻の穴に指を入れるといった行為のほか、表情の癖や歯ぎしり、食いしばりなどの習慣の影響により、サイズが大きく見えることもあるでしょう。
【Q&A】鼻の穴の大きさに関するよくある質問

続いて、鼻の穴の大きさにまつわるよくある質問にお答えします。
Q.笑うと鼻の穴の大きさが目立つのはなぜ?
笑うと鼻の大きさが目立つ理由は、笑顔を作る際に頬や顎などの筋肉に小鼻が引っ張られるためです。
顔の構造上、笑った際に小鼻が広がることは誰にでも起こります。ただし、筋力の強さや表情の癖、もともとの形などによって、鼻の穴がより強調されて見える可能性はあります。
Q.左右で鼻の穴の大きさに差があるのはなぜ?
鼻の穴の大きさに左右差を感じる場合、原因として主に以下の3つが挙げられます。
・生まれつきの鼻軟骨の形状
・過去のケガ
・片噛みや頬杖などの癖
鼻の穴を左右に仕切る鼻中隔軟骨の形やゆがみが原因で、大きさが左右非対称に見える場合があります。この場合、遺伝的な要素が作用していると考えられるでしょう。また、鼻の骨折や打撲といったケガにより、鼻中隔軟骨や骨が変形し、鼻の穴の左右差につながることがあります。
加えて、片噛みなどの習慣や日常的な表情の癖や頬杖によって顔の片側へ圧力がかかっている場合、軟骨や骨格に影響することで、鼻の穴の大きさに左右差が生じかねません。
Q.指でいじると鼻の穴は大きくなる?
鼻の内側を指でいじることで、穴が劇的に大きくなるとは考えにくいでしょう。小鼻の皮膚は分厚く硬いため、お腹などの皮膚に比べて伸びにくくなっています。そのため、鼻の内側から長期間にわたり相当強い力がかかり続けない限り、穴のサイズが大きく広がることはないでしょう。
とはいえ、鼻の穴の形を整える装具などを長時間詰めたままにするなどの行為は、鼻の穴の変形につながる可能性があるため、控えたほうが無難です。
鼻の穴の悩みを根本から解決!美容医療の選択肢
鼻の穴の大きさに関する悩みを根本的に解消するなら、美容整形の選択肢も視野に入れましょう。鼻の穴を小さくする方法として、自力で行うマッサージやノーズクリップの効果を調べている方もいるかもしれません。しかし、理想の見た目を維持するには、セルフケアでは限界があります。
ここからは、鼻の穴を根本的に小さくするための美容医療の治療法を見ていきましょう。
小鼻の広がりを抑えて鼻の穴を小さくする鼻翼縮小
鼻翼縮小は、小鼻の内側あるいは外側の皮膚を切除することにより、鼻の横幅や大きさを控えめな印象に見せる施術です。小鼻縮小と呼ぶこともあります。
鼻翼縮小術の中でも、内側法は鼻腔底と呼ばれる鼻の穴の内側を切除することで横幅を狭め、鼻腔を小さくする効果が期待できる施術です。外側法は小鼻のボリューム感を抑えます。
「鼻の穴の大きさが平均的なサイズを超えている気がする」「笑うと小鼻が横に広がるのが気になる」といったお悩みを抱える方に向いています。
小鼻や鼻の穴の存在感を抑えたい場合に効果的な鼻翼縮小術は、技術が伴わなければ不自然な形になりかねない、デザイン力の問われる施術です。LIVIN CLINIC(リヴィンクリニック)では、自然な仕上がりでありながら、変化をしっかり感じられるデザインを徹底。鼻の穴の曲線や小鼻の外側の溝、鼻腔底の土手を残す(再建する)ことで、バランスの整った美しい鼻が実現可能です。
▷鼻翼縮小
正面から見える鼻の穴の形を整える鼻孔縁下降
鼻孔縁下降とは、耳の軟骨と皮膚を、鼻の穴の縁部分の裏側に移植する施術です。鼻の穴のカーブがくっきりと上がっている場合、大きさが目立つ可能性があります。鼻孔縁下降術を行うことで、切り上がっていたカーブが緩やかになり、鼻の穴が目立ちにくくなります。鼻の穴を単に小さくするのではなく、正面はもちろん、横から見た際のバランスも良くする施術です。
「鼻の穴の大きさを平均より小さくしたい」とお考えの方は、鼻孔縁下降術で形を整えることで、見た目のサイズが気になりにくくなるでしょう。
鼻孔縁下降術は、移植する軟骨や皮膚のコントロールに技術を要する施術です。LIVIN CLINICでは、独自の技術と徹底した術後管理により、違和感のない自然な仕上がりの鼻孔縁下降術を行っています。
鼻の穴の大きさは平均値よりバランスが大切!まずはカウンセリングから
鼻の穴の大きさでお悩みの方は、平均値と比べるのではなく、自身のパーツとの比率をチェックしてみましょう。理想的な顔立ちを目指す上で重要なことは、鼻の穴の大きさよりも、全体的なバランスです。自分の鼻の穴が大きく見える原因を分析することも欠かせません。まずはクリニックでカウンセリングを受け、自分に合ったバランスを知ることから始めましょう。
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【施術の内容】
鼻孔縁下降
【施術期間および回数の目安】
通常1回 ※状態によって異なります。
【施術時間】
1時間程度
【費用】
¥385,000~¥495,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【洗顔、入浴】
鼻のギプス固定はありません。翌日から洗顔可能です。
鼻孔縁下降は術後1週間、鼻腔レティナを装着します。
【メイク】
1週間後に抜糸を行い、その翌日からメイク可能です。
【リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)】
感染、創離開、血流障害、腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻先が硬くなる、鼻尖部が丸く感じる
【施術の内容】
鼻翼縮小(小鼻縮小)
【施術期間および回数の目安】
通常1回 ※状態によって異なります。
【施術時間】
1時間程度
【費用】
¥330,000~¥495,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【洗顔、入浴】
鼻のギプス固定はありません。翌日から洗顔可能です。
【メイク】
1週間後に抜糸を行い、その翌日からメイク可能です。
【リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)】
感染、創離開、血流障害、腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻先が硬くなる、鼻尖部が丸く感じる
Supervisor of this article
院長 新行内 芳明
SHINGYOCHI Yoshiaki
Livin CLINICの院長を務める形成外科・美容外科の専門医。順天堂大学医学部卒業後、医局長や副院長として豊富な経験を積み、2025年より現職に就任。鼻や目元の整形、豊胸手術などを得意とし、国内外の患者から信頼を集めている。「患者一人ひとりの美しさを最大限に引き出す」を信念に、高い技術と丁寧な施術で質の高い治療を提供している。 Livin CLINIC院長、形成外科専門医、美容外科専門医JSAPS、医学博士、順天堂大学形成外科非常勤助教。
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