鼻の皮膚を薄くする方法を知りたいという方は多いでしょう。そこで今回は、鼻の皮膚が厚い原因や薄くするためのマッサージ方法を解説します。さらに、美容医療で根本的に鼻の皮膚を薄くする施術も紹介。鼻を整形する際のクリニック選びのポイントもまとめました。「団子鼻を治す方法は?」「鼻の皮膚の厚みは自力でケアできる?」とお悩みの方は必見です。最後までお読みいただき、鼻を薄くする選択肢の比較検討にお役立てください。
鼻が厚く見える原因とは?
鼻を形成している骨や脂肪、皮膚。その形状やつき方が鼻を厚く見せる原因となります。具体的に見ていきましょう。
鼻先の軟骨が大きく広がっている
鼻先の大部分を占めているのは、鼻翼軟骨です。鼻翼軟骨が左右に広がっていると、団子鼻に見える一因となります。
皮膚の下の脂肪(皮下脂肪)が多い
鼻先に皮下脂肪が多い場合、鼻が厚く膨らんだ印象に。脂肪の厚みによって、鼻翼軟骨の上にある皮膚の形がぼやけるのが原因です。
むくみや血行不良による一時的な影響
むくみによって鼻が厚く見えるケースもあります。鼻に老廃物が溜まることが理由です。塩分やアルコールを過剰に摂取するなど、生活習慣には気をつけましょう。
遺伝の影響による厚み
遺伝の影響で、生まれつき鼻にボリュームがある場合も少なくありません。骨格や脂肪・筋肉のつき方など、鼻の形は人それぞれ異なります。両親や祖父母からの遺伝的な要素も含まれていると考えられています。
刺激による皮膚の厚み
人間の皮膚は、刺激によるストレスで厚くなる可能性も。鼻をいじる・こするなどの癖は、皮膚が厚くなるのを促進しているかもしれません。
加齢による骨密度の低下
年齢を重ねるとともに骨密度が低下し、顔の骨が痩せていくことがあります。顔の骨が痩せて広がると鼻の組織が引っ張られ、横に大きくなっていくのです。また、肌は加齢によって弾力を失っていきます。鼻まわりもハリ不足によって皮膚がたるみ、垂れ下がった状態に。以前よりボリュームが増して見える可能性が考えられます。
自力で鼻の皮膚を薄くするには?スッキリ見せる3つの方法

では、自力で鼻の皮膚を薄くする方法はあるのでしょうか?ここでは、鼻の皮膚を薄く見せる3つの方法を解説します。
1.メイクの工夫で立体的な鼻筋を演出する
ノーズシャドウ(シェーディングパウダー)やハイライトで、鼻を立体的に見せるメイク方法があります。ノーズシャドウは影を演出したいところに、ハイライトは高さを出したい箇所に入れるのがコツです。ノーズシャドウとハイライトの使い方の例をそれぞれ見ていきましょう。
ノーズシャドウで小鼻に影を入れると、丸みをカバーできます。小鼻の丸みを削るように、キワに沿ってシャドーを乗せましょう。また、鼻先にV字の影を入れると、シュッとした鼻を演出できます。
ハイライトを入れる位置は、鼻のつけ根と先端(鼻先)です。まず、目の間にあたる部分に、指先やブラシを使ってハイライトを乗せましょう。次に、鼻の先端にも丸くハイライトを入れます。眉間から先端まで同じトーンでつなげずに、ピンポイントで入れるとより自然な仕上がりが目指せるでしょう。
紹介したメイク方法を参考に、理想の鼻の形に見えるメイクを取り入れてみてください。
2.鼻まわりのむくみをケアするマッサージ
鼻の皮膚が厚く見える原因がむくみの場合、マッサージをするのも一つの手です。マッサージによってリンパを流し、鼻先に溜まった老廃物の排出を促しましょう。鼻のリンパを流すセルフマッサージは以下の手順で行います。
ステップ1:小鼻の横の窪んでいる部分を指で3~5秒押し続ける
ステップ2:小鼻の横を上下にマッサージしてほぐす
ステップ3:小鼻を左右から挟み、鼻筋に沿って眉頭まで撫で上げる
ステップ4:目頭を指で3~5秒押し続ける
ステップ3では、小鼻に溜まっている老廃物を流すようにやさしく指を動かしましょう。マッサージによってむくみの改善が期待できますが、鼻の皮膚を薄くするには限界があります。また、マッサージの摩擦によって皮膚が厚くなってしまう可能性があるため、クリームやオイルなどを活用して刺激を軽減させましょう。
3.ノーズクリップを使用する
ノーズクリップとは、鼻を挟んで形を変える美容器具です。皮膚などの組織を押し上げ、鼻を細く・高く見せる効果が期待できます。とはいえ、ノーズクリップの効果は一時的なもの。使用をやめてしまうと、元に戻るケースがほとんどです。また、長時間使用し続けると、軟骨部分の変形などによって小鼻が広がるリスクも。逆効果となる可能性もあるため、基本的にはあまりおすすめではありません。
美容医療で鼻の厚みを根本から改善できる?治療法を紹介
鼻の皮膚を薄く見せるために自力でできるケアがあるとはいえ、すぐに目に見える効果が現れなかったり、一時的なものだったりと限界があるのが現実です。そこで、検討したいのが美容医療での治療です。ここでは、美容医療の力で鼻の皮膚を根本から薄くする治療方法を紹介します。
鼻尖形成・鼻尖縮小|団子鼻の原因となる軟骨を整えシャープな鼻先に

鼻尖(びせん)形成・鼻尖縮小とは、鼻先=鼻尖の形を調整する施術です。鼻尖を細く・高く形成することで、鼻先の丸みの改善が見込めます。鼻尖形成は、左右に離れた鼻翼軟骨を糸で縛ったり、耳にある耳介軟骨を鼻尖に移植して高さを出したりすることが一般的です。
ただし、鼻尖形成は時間の経過によって後戻りしてしまうケースがあります。LIVIN CLINIC(リヴィンクリニック)の鼻尖形成は、移植した軟骨で鼻の柱を補強するコルメラストラット法を採用しているので、後戻りしにくいのが特徴です。鼻尖の高さをしっかりと出し、安定した仕上がりを目指したい方に適しています。
▷鼻尖形成
鼻翼縮小(小鼻縮小)|小鼻の厚みや広がりを解消

鼻翼縮小は、小鼻の内側にある鼻腔底や外側の皮膚を切除して、横幅やぷっくり感を抑える施術です。鼻腔底を操作する場合、鼻の穴を小さく見せて横幅を狭くする効果が期待できます。外側の皮膚を切除すると小鼻のボリュームダウンが目指せます。
鼻翼縮小で重要なのは、デザインと技術力です。この2つが欠けると、仕上がりが不自然になってしまうリスクが高まります。LIVIN CLINICでは、自然な仕上がりとなるデザインを重視。その上で、しっかりと変化を感じられる施術を行っています。患者さまの顔立ちとご希望を考慮し、より適したデザインを提案いたしますので、ぜひご相談ください。
自分に合った施術が受けられるクリニック選びのポイント
鼻の皮膚を薄くする施術の仕上がりには、医師の技術力が大きく影響します。そのため、医師の専門性や経験は大切なポイントです。医師の技術力を確認するためには、実績や評価を調べる必要があります。クリニック公式サイトなどで、事前に「鼻整形手術が得意か」「自分が受けたい施術の実績があるか」などをチェックしましょう。
さらに、カウンセリング体制も重要です。理想の仕上がりや顔立ちに合った治療の提案をしてくれるクリニックを選びましょう。また、リスクや副作用などのマイナス面もしっかりと説明してくれる医師は、信頼度が高いといえます。
LIVIN CLINICは、鼻整形の症例が豊富にあります。公式サイトに掲載しているので、チェックしてみてください。バランスの取れた美しい鼻を目指したい方は、ぜひ一度LIVIN CLINICのカウンセリングにお越しください。
鼻の皮膚を薄くしたい方からのよくある質問
最後に、鼻の皮膚を薄くする施術を検討している方からのよくある質問にお答えします。
Q.鼻をつまむと皮膚が薄くなったり、鼻が高くなったりする?
鼻をつまむことで、鼻が高く見える可能性もあります。しかし、効果は一時的なケースが多く、根本の解決にはならないでしょう。むしろ、皮膚や軟骨にダメージを与えるリスクがあるため、あまりおすすめしません。
Q.施術のダウンタイムや痛みはどの程度?
鼻整形のダウンタイムや痛みは、施術内容によって異なります。例えば、鼻尖形成は1〜2週間程度がダウンタイムの目安です。術後、麻酔が切れると鈍い痛みを感じ始めますが、数日のうちに自然におさまっていくことが多いです。
Q.一度施術を受ければ効果は半永久的?
鼻尖形成や鼻翼縮小の効果は、切開を伴う場合、半永久的といえるでしょう。切開せず糸を用いた施術方法では、個人差はありますが、1年ほど経つと元に戻る可能性があります。
美容医療で鼻のコンプレックス解消を目指そう
鼻の皮膚が厚く見える原因とケア方法を解説しました。「鼻の皮膚が厚くなった気がする」「団子鼻がひどい」などの鼻に対するコンプレックス。鼻マッサージなど、自力でケアする方法を試してみても「なかなか効果が現れない」とお悩みの方も多いでしょう。鼻の皮膚を薄くするマッサージを続けて鼻の厚みが悪化する前に、ぜひ美容医療を選択肢に加えてみてください。LIVIN CLINICでは、デザイン相談の時間をしっかりと取り、ご希望のデザインと本来の顔立ちに合う施術を提案いたします。自然かつ美しい仕上がりを目指したい方は、一度LIVIN CLINICにご相談ください。
▼この記事を読んだあなたにおすすめの関連記事
小鼻縮小であなたの鼻の悩みを解消。施術の種類からダウンタイムまでを詳しく解説
だんご鼻を治すための効果的な改善策について。セルフケアとその限界、おすすめの美容医療を解説
鼻筋を通したいあなたへ。理想の横顔を手に入れるための完全ガイド
【施術の内容】
鼻翼縮小(小鼻縮小)
【施術期間および回数の目安】
通常1回 ※状態によって異なります。
【施術時間】
1時間程度
【費用】
¥330,000~¥495,000 ※本施術は自由診療(保険適用外)です。
【洗顔、入浴】
鼻のギプス固定はありません。翌日から洗顔可能です。
【メイク】
1週間後に抜糸を行い、その翌日からメイク可能です。
【リスク・副作用(起こり得る可能性のあること)】
感染、創離開、血流障害、腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻先が硬くなる、鼻尖部が丸く感じる
Supervisor of this article
院長 新行内 芳明
SHINGYOCHI Yoshiaki
Livin CLINICの院長を務める形成外科・美容外科の専門医。順天堂大学医学部卒業後、医局長や副院長として豊富な経験を積み、2025年より現職に就任。鼻や目元の整形、豊胸手術などを得意とし、国内外の患者から信頼を集めている。「患者一人ひとりの美しさを最大限に引き出す」を信念に、高い技術と丁寧な施術で質の高い治療を提供している。 Livin CLINIC院長、形成外科専門医、美容外科専門医JSAPS、医学博士、順天堂大学形成外科非常勤助教。
Share this article
-
Share on X
-
Share on Facebook
-
Share on LINE
-
リンクをコピーしました