登場人物
新行内博士(しんぎょうち よしあき) LIVIN CLINIC 院長 / 形成外科専門医・医学博士
インタビュアー 読者の代表として素朴な疑問をお届けします
こんにちは、LIVIN CLINICです。「最近、ほうれい線やフェイスラインのたるみが気になってきた」──40代に入って、はじめてたるみ治療を本格的に検討する方はとても多くいらっしゃいます。ただ“たるみ治療”とひとくちに言っても、フェイスリフト・糸リフト・ヒアルロン酸・ハイフ/RFなど選択肢は本当にさまざま。
今回は、たるみの“程度”ごとにおすすめできる治療法を、新行内院長に整理して解説してもらいました。
たるみ治療は“たるみの程度”で考える

インタビュアー
40代になって顔の変化が気になり始めた方から、「何から始めればいいか分からない」という声をよく聞きます。

新行内博士
そうですよね。当院でもたるみのご相談はとても多いんですが、ひとことに“たるみ”と言っても、施術の種類はかなり幅広いんです。ご自身に何が合っているのかは、なかなか判断しづらいですよね。
そこで今回は、便宜上たるみを3つの段階に分けて、それぞれに向く治療を整理していきます。ほうれい線、マリオネットライン、フェイスラインなど、たるみが気になってくる場所はいくつかありますが、“どのくらい進んでいるか”によって、最適なアプローチが変わると考えてみてください。
強いたるみには“フェイスリフト(切開リフト)”

インタビュアー
まず、たるみがしっかり出ている方には、どんな治療がおすすめですか?
新行内博士
もっとも効果が高いたるみ治療は、フェイスリフト、いわゆる“切開リフト”と呼ばれる手術です。耳の前あたりをしっかりと切開し、皮膚の下にあるSMAS(表在性筋膜)と呼ばれる筋膜層から引き上げ、余った皮膚を切除します。“中から引き上げて、皮膚も整える”という考え方なので、最大限の効果が期待できます。
ただし、手術自体に4〜5時間ほどかかりますし、傷も長くなります。ダウンタイムも数週間〜1ヶ月程度。気軽にやる手術ではなく、20〜30代の方には基本的にお勧めしません。40代以降で、たるみがしっかり進んだ方にとっては、“ここぞの一手”となる治療です。
中等度のたるみには“糸リフト+ヒアルロン酸”

インタビュアー
“切開リフトはまだ早いかな”という方には、どんな選択肢がありますか?
新行内博士
中等度のたるみによく合うのが、糸リフトです。1年〜1年半ほどで溶ける糸を、片側で3〜5本ほど、必要に応じて6〜7本入れて、いろんなベクトルで皮下組織ごと引き上げます。口元のたるみであれば耳の前から、ほうれい線であればもう少し前方から──と、お悩みに合わせて方向を設計します。
糸は徐々に溶けるので、効果は永続しません。ですが35歳を過ぎたあたりから1年〜1年半に1回のペースで継続しておくと、5年後・10年後の“やっている人・やっていない人”でかなり差が出てきます。“今のたるみを治す”というより、“これから進むたるみを予防していく”という付き合い方が向いている治療です。
もう一つ、中等度のたるみに有効なのがヒアルロン酸です。頬がこけたり、目の下〜頬の境目(いわゆるゴルゴライン)がへこんで、結果的に下がって見えるタイプには、適量のヒアルロン酸でリフトアップ効果が得られます。逆にもともと肉付きが良くてたるんでいるタイプには、ヒアルロン酸を足してしまうと膨らんで見えてしまうので、適応の見極めが必要です。
軽度のたるみには“ハイフ/RFなどの照射系”

インタビュアー
まだ軽いたるみが気になり始めたばかり、という方にはどんな治療がおすすめですか?
新行内博士
軽度のたるみには、HIFU(ハイフ:高密度焦点式超音波)やRF(高周波)などの照射系治療が向いています。皮膚や皮下組織に熱を加えて引き締める治療で、ダウンタイムや痛みがほとんどなく、はじめてのたるみ治療として受けやすいのが特徴です。
当院では、ハイフ(超音波)とRF(高周波)の両方を同時に出せるマシンを採用しています。ハイフは比較的深い層(脂肪層〜SMAS層)にアプローチして引き上げ、RFはより浅い真皮〜皮膚側に熱を加えて引き締めます。深さの違うアプローチを同時にできるので、より多面的にたるみにアプローチできます。
効果は手術と比べるとマイルドですが、ダウンタイムが少ないので、3〜6ヶ月に1回のペースで定期的に続けるととても効果的です。
“段階”はあくまで目安、組み合わせも有効
インタビュアー
今お話しいただいた3段階に、必ずしも当てはめなくてもいいんですか?
新行内博士
あくまで目安なので、必ず当てはめる必要はありません。たるみが強い方でも、ダウンタイムを取れない方であればハイフから始めるのも全然アリですし、軽度の方でも、ピンポイントでヒアルロン酸や糸リフトを使うことが向いている場合もあります。
“ダウンタイムをどこまで許容できるか”“どの程度の引き上げを求めるか”は、人によってまったく違うので、“すべてのたるみ治療を行える施設”で総合的にご相談いただくのが、結局はいちばん最適な提案にたどりつきやすいと思います。
まとめ

インタビュアー
今日のポイントを整理していただけますか?
新行内博士
もちろんです。今日お伝えしたポイントは次の通りです。
① 強いたるみ → フェイスリフト(切開リフト)が最大効果
② 中等度 → 糸リフトで予防的に維持/ヒアルロン酸でボリューム補填
③ 軽度 → ハイフ(HIFU)・RFなどの照射系で引き締め
④ ダウンタイム許容度・年齢・たるみ部位で組み合わせるのが現実解
美容医療は情報が多いぶん、迷いやすい領域です。“流行っているから”“安いから”ではなく、ご自身に合った方法をじっくり選んでいただくことが、満足のいく結果につながる一番の近道です。ご不安な点や、もう少し詳しく聞きたいことがあれば、LIVIN CLINIC公式LINEからお気軽にご相談ください。症例写真もご覧いただけますし、無料でカウンセリング前のご質問にお答えしています。
参考動画はこちら

今回の対談の元となった動画はこちらです。
▶ 40代からのたるみ治療、実は“段階”で変わります【医師が解説】
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Supervisor of this article
院長 新行内 芳明
SHINGYOCHI Yoshiaki
LIVIN CLINICの院長を務める形成外科・美容外科の専門医。順天堂大学医学部卒業後、医局長や副院長として豊富な経験を積み、2025年より現職に就任。鼻や目元の整形、豊胸手術などを得意とし、国内外の患者から信頼を集めている。「患者一人ひとりの美しさを最大限に引き出す」を信念に、高い技術と丁寧な施術で質の高い治療を提供している。 LIVIN CLINIC院長、形成外科専門医、美容外科専門医JSAPS、医学博士、順天堂大学形成外科非常勤助教。
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