登場人物
新行内 芳明(しんぎょうち よしあき) LIVIN CLINIC 院長 / 形成外科専門医・医学博士
インタビュアー 読者の代表として素朴な疑問をお届けします
こんにちは、LIVIN CLINICです。
「鼻を整えたいけれど、人中(鼻の下から上唇までの部分)が長く見えてしまわないか不安」
——鼻整形を検討する方から、こうした声は少なくありません。
実は鼻と口元の印象は密接につながっていて、鼻先や鼻柱の扱い方ひとつで人中の見え方は変わります。
今回は、鼻整形と人中・口元のバランスの関係を新行内院長に解説してもらいました。
「実際に長くなる」ことと「長く見える」ことは違う

インタビュアー
まず、鼻整形をして人中が“実際に長くなる”ことと、“長く見える”ことは違うのでしょうか?

新行内
そうですね。
皮膚そのものが伸びて実際に長くなる、ということはほとんどないと考えていただいて大丈夫です。
ただ、「長く見えてしまう」原因はいくつかあります。
実際にお越しいただく方でも、他院で鼻の手術をしたら人中が目立つようになってしまった、と稀にご相談を受けることがあります。
インタビュアー
見た目の印象として長く感じる、ということなんですね。
新行内
はい。だからこそ、鼻を触るときは口元とのバランスまで意識することが大切なんです。
鼻先の高さ・向きが与える影響(アップノーズ)

インタビュアー
人中が長く見える理由として、まず鼻先の高さや向きはどう関係しますか?
新行内
韓国などでよく行われるのですが、鼻先をぐっと上に向ける「アップノーズ」という形があります。
うまく仕上がれば綺麗なのですが、変に上向きになりすぎると、その分だけ鼻の下から口元までが強調されて、人中が長く見えてしまうんですね。
これは比較的想像しやすいと思います。
インタビュアー
鼻先を上げすぎると、相対的に人中が目立つということですね。
新行内
そうです。上に向ける方向は、やりすぎるとバランスを崩しやすいポイントです。
鼻柱・小鼻の位置と人中の印象

インタビュアー
鼻先だけでなく、鼻柱(鼻の柱の部分)や小鼻、鼻の穴の見え方も人中の印象に関係しますか?
新行内
かなり関係してきます。
鼻先を上げたときに鼻柱までぐっと上に上がってしまうと、当然その分人中は長くなります。
私も鼻先をあえて上げる手術をすることは多いのですが、そのときに気をつけているのが、
鼻先だけを上げるのではなく、鼻柱はむしろ下げるということです。
鼻先を上げても鼻柱が下がっていれば、人中はあまり長く見えず、むしろ綺麗に見えてきます。
このバランスを取ることがとても重要です。

インタビュアー
小鼻についてはいかがですか?
新行内
通常の小鼻縮小(小鼻を小さくする手術)ならそれほど印象は変わりません。
ただ、「鼻翼挙上」といって垂れ下がった小鼻をあえて上げる手術があり、
これをやりすぎると小鼻が上がった分だけ人中が伸びて見えてしまうことがあります。
基本的に、鼻先・鼻柱・小鼻を上へ上げていく方向に動かすと、人中はそれに伴って長く見えやすいと考えてください。
見落としやすい原因:貴族手術・鼻柱の付け根

インタビュアー
その他にも、人中が長く見える理由はありますか?
新行内
細かい話になりますが、あります。
「貴族手術」といって、小鼻の脇のくぼんでいる部分にプロテーゼや肋軟骨を入れて凹みを埋める手術があります。
綺麗に仕上がることも多いのですが、入れすぎるとその部分がもこっと出っ張ってしまいます。
また「猫手術」といって、鼻柱の付け根あたりに軟骨を移植してあえて前に出す手術もあります。
これらをやりすぎると、鼻柱の上のあたりが膨らんで、少し猿っぽい印象になってしまうんですね。
すると人中がもこっと浮き出たように目立つ、という変化が出ることがあります。
インタビュアー
自分では判断が難しそうですね。
新行内
そうですね。かなり専門的な領域なので、ここは無理にご自身で判断せず、診察で確認するのが安心です。
貴族手術も猫手術も、やりすぎると口元のバランスを崩しやすいという点は共通しています。
逆に「人中が短く見える」ケース(鼻を下げる・鼻中隔延長)

インタビュアー
ここまで長く見える可能性を伺いましたが、反対に鼻整形で人中が短く見えることもありますか?
新行内
あります。今お話ししたことの逆で、鼻先・鼻柱・小鼻を上げるのではなく、下げていく方向にすると人中は短く見えやすくなります。
特に日本人の場合、鼻柱がもともと奥に埋もれている方が多いので、
鼻中隔延長などで鼻柱を下ろしてあげると、人中がすっきり短く見えることもあります。
インタビュアー
人中が長いから、と最初から人中短縮を考える必要はないのでしょうか?
新行内
人中が長いからといって、いきなり人中そのものを切って短くする手術をおすすめすることは、私はあまりありません。
どちらかというと、鼻を下げてバランスを取ることでトータルとして綺麗に見せられるケースが多い、というご説明をすることが多いですね。
まとめ
インタビュアー
今日のポイントを整理していただけますか?
新行内
もちろんです。
鼻整形と人中のバランスを見るときのポイントは、次の3つです。
- 鼻柱の位置——奥まっているか、しっかり下りているかで人中の見え方が大きく変わります。
鼻中隔延長などで下ろすと、切らずに短く見せられることもあります。
- 鼻先・小鼻の角度——鼻先の上げすぎ(過度なアップノーズ)や小鼻の上げすぎは、人中が長く見える原因になります。
鼻先を上げても鼻柱を下げるバランスが大切です。
- 鼻翼基部・鼻柱の付け根の出しすぎ——貴族手術や猫手術をやりすぎると、この部分が膨らんで野暮ったく見えやすくなります。
適度な高さに調整することがポイントです。

新行内
鼻に悩まれている方は、同時に人中も気にされていることがとても多いです。
鼻の手術だけで鼻も人中もどちらも整えられることもあれば、タイプによっては人中短縮を別で組み合わせた方がよいこともあります。
逆に、鼻は気にならず人中の長さだけが気になるという方に、人中短縮だけをおすすめすることも十分あります。
ご自身にどの方法が合うのか分かりにくいときは、まずは鼻と口元のバランスを専門医に診てもらうのがおすすめです。
ご不安な点や、もう少し詳しく聞きたいことがあれば、LIVIN CLINIC公式LINEからお気軽にご相談ください。
症例写真もご覧いただけますし、無料でカウンセリング前のご質問にお答えしています。
鼻整形の症例


| 施術名 | 鼻中隔延長(肋軟骨)、鼻尖形成、貴族手術(肋軟骨)、Cカール形成(猫手術)、目頭切開 |
|---|---|
| 施術POINT | 絶妙なバランスでお顔を洗練させる。 もともと可愛い方でしたが、当院での目と鼻のフルカスタムにより、さらに可愛くなられました。 目は蒙古襞が張っているタイプだったので、目頭切開で大人に雰囲気に。 鼻は鼻中隔延長を含む鼻フル手術で、しっかりと鼻柱を出しっつ、すっきり高さを出しました。 当院の得意とする全顔カスタムで、顔全体のバランスが整い、本当に可愛くなられました。 |
| 副作用・リスク | 【鼻】腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻先が硬くなる、鼻柱の傷跡、鼻尖部が丸く感じる、感染、創離開、血流障害 【貴族手術、猫手術】感染、創離開、血流障害、腫れ、内出血、鼻出血、鼻づまり、鼻柱の傷跡、鼻先、耳介の知覚低下、鼻の傾き、鼻尖部の挙上ができない、鼻の形の左右差、鼻先が硬くなる、鼻尖部が丸く感じる |
| 施術参考料金 | 【通常】¥1,912,900〜 |
参考動画はこちら
今回の対談の元となった動画はこちらです。
▶ 鼻整形で“人中が長く見える”ことはある?鼻と口元のバランスを形成外科医が解説
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